次は行ってみたいねーと、いつも話題には挙がっていたけど踏ん切りが着かず、のびのびになっていた・・インド。年末12月の半ば過ぎ、衝動的に決めた！　それから出発までが大変だった。
　行くとしたら他のスケジュールも考慮すると1月4日〜17日の間・・　時は師走！出発までの余裕がない。それというのも、インドはビザが必要。希望日程の航空券を手に入れても、ビザがなければ入国できない。ビザを取るには東京のインド大使館か、大阪のインド領事館まで行かなくてはならない。年末年始はお役所も休みが多いし、間に合うのか？　東京に在住ならすぐだけど・・ここは仙台。最悪新幹線日帰りか？とまで考えたが、運良くビザ取得代行「アジアランドサービス」にお願いしてなんとか間に合った。
　ビザを受け取ったのが 12月24日。これで、航空券が予約できる。次はインドでの移動手段。それにしても、インドは広い。一度に全部回るわけにはいかない。今回初めてのインドということで、海外からの玄関口「デリー（Delhi）」を中心に北部を巡ることに。世界遺産タージ・マハル（Taj Mahal）のあるアグラ（Agra）、ヒンドゥ教の聖地ヴァラナスィ（Varanasi）は外せない。これにジャイプル（Jaipur）を加えて４箇所に決定。

　さて、回る順序は？　右回りか左回りか・・　鉄道の時刻表を確認したら、アグラ〜ヴァラナスィ間って週３本しか走ってない！！　希望日程に合わせると必然的に右回りに決定。さあ！列車を予約しようとインド鉄道のHPで空席チェック。げっ！　空席あと僅か・・　慌てて会員登録して予約いれたのに、反応ナシ？？　その間どんどん空席数のカウントが減っていく。結局、「地球の歩き方」にも載っていて、利用者の評判も良かった現地の旅行会社「シゲタ・トラベル（Shigeta Travel）」(現地でも、マネージャーのラジェンダさんには、いろいろお世話になり本当に助かりました！）依頼。しかし、ここでもちょっとしたハプニングが・・　希望の列車を決めてお願いしたら、次の日にチケット取れたヨ！とメールが返ってきた。座席番号を見ると、A1-44,46の後にUB/SLって書いてある。記号の意味は何？と問い合わせたら、HPに説明があるからそれを見てくれとの返事。で、見たページのがコレ→８つの等級。よく分からないけど、「UB」が「Under Berth」で、「SL」が「Sleeper Class」 かな？　と解釈した。頼んだチケットはAC1（エアコン付きファーストクラス）なのに、SL（スリーパークラス；超安いけど外国人旅行者にはちょっとコワイ。）だなんて、どうなっているんだ？！　変更してくれと抗議のメールを送ったら・・　そちらが申し込んだ通りだ！と怒りのメール。ちょっと険悪な雰囲気・・　そんなやりとりをしている内に、原因が判明した。
　「UB」が「Upper Berth（寝台の上段）」で、「SL」が「Side Lower（通路脇寝台の下段）」。まったくねぇ〜　スミマセンf^_^;　他言語でのコミュニケーションは難しい・・　無事解決したので笑い話だけど、インドに行く前から、インドの洗礼を受けてしまった。(>_<)ゞ

　移動手段も確保できたので、次は宿泊。ホテルのサイトや、いろんな人のブログの感想などなどを参考に、これもメールでやりとり。便利な世の中になったものだ！　まあ、ホテルの格や、担当者の性格？でレスポンスも様々。なかなか返事が返ってこなくて、最悪あちらに行ってから予約か？とも考えたが、無事出発２日前にやっと全部の宿泊先が確定。たぶん、インドの通信（電力？）環境事情？が原因だと思う。インドに行って分かったが、こんなにしょっちゅう停電していてはパソコン使うのも大変！！などで、多少すったもんだしたのは事実だが、結果的には、ちゃんと予約もできていたのでよしとしよう。

　ところで。今までは大概、航空券と宿を確保したら出発当日までろくに調べもせず、飛行機のなかで慌てて「地球の歩き方」を一夜漬けするのだが（実際に見て、感動して、何？　何故？と疑問に思ってからでないと、何事も頭に入らない性分らしい・・）、今回はガイドブックの隅々まで目を通し、Webで出来る限りの情報を集め、不測の事態全てを想定して準備した。盗難防止のために南京錠を７つ（最初５個、出発直前に２個追加(^^ゞ）、ワイヤーロックを２本も用意した。（やりすぎ？）・・ので、行く前から結構疲れた・・f^_^;　「かなり高級なホテルでも、貴重品をセーフティボックスに預けると危険」とか、「ちゃんとした銀行でも、手渡された札束をその場で数えないと誤魔化される」とか、日本人の甘い常識は全く通用しない。そんな国にはまだ行ったことが無かった。東南アジアはあちこち行ったので、多少汚かったりしてもビックリしない自信はあった。だけど、インドには「まだまだ凄ぉ〜くビックリ！」した！
　実際、へぇ〜そんな事あるの？　という事もしっかり（もれなく）体験できたし、案の定、アグラではカメラの充電器が壊れた！（これは想定内。予備の汎用充電器を準備していたので助かった <(｀^´)>エッヘン。バッテリーが使えなかったら写真撮れないしね！）日本に帰ってみんなに「どうだった？」と聞かれて、「無事、生きて帰ってこられて良かった〜♪」というのが正直な感想。インドにいる時は、着いたその日から、もう日本に帰りたいなぁーなんて思っていた。でも、帰国して疲れも取れ、写真を整理しながら、この文を書いている今は、また行きたいナ♪という気持ちになっている。インドって、不思議な魅力ある国だ。。

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